人に注意する時の注意

人に注意するって難しい。

理香が一番気を使うのは、人に何か注意するとき。
あるいは、モノイイをつけるとき。

何に一番気を使うかっていったら、相手のプライドを傷つけないようにする事。
別の言い方をするなら、相手の立場を思いやる事。

全員集合の職場で、例えリーダーが間違っているとしても、
それを集会のまっただ中に声をあげて指摘したらどうなるだろう？

余裕のあるできた上司ならともかく、
まあ大概の「普通の」人間なら、
それだけでむっとして、相手の言う事が例えどんなに正論でも聞きたくなくなる。
まして正論じゃなかったら、その場で叱り飛ばすだろう。

それに、何が「正論」かっていうのもつきつめるとよくわからない話になる。

世の中にはいろんな考え方があり、そこの世界の「常識」がある。
「世間一般」からみてどんなにそれが正しいかという話ではなく、
そこで「白」なら「白」なんです。
悔しい事にね。
理香も最近、たまに感じているけれど。


まあ、だから、相手に注意をしようと思うなら、
・・・「本当に」改めて欲しいと願うなら、
相手に「聞ける土壌」を作ってあげなければならないと思うのです。

例えば、みんなの前で注意をされるというのは、一番むっとくるパターンでしょ？？
（相手の気持ちを傷つけたら、言った本人だって気持ち悪いだろうになぁ、
と私は思うんだけれど・・・。）
それに、相手によい感情をもたれないということは、
長い目で見たら言った本人が損をするパターンなのに・・・。

私は、二人きりのときに、言うなぁ。
そして、みんなの前では、相手や人をほめる(^_^)。

一番悪いパターンは、
二人きりの時にほめたりおべっかつかって、みんなの前でしかるというパターンでしょう。
こういう事をやっている人はきっと不幸になってしまう様な気がします。
みんなの恨みを買うからね。