「愛され」「モテ」考

女性誌を開けば「モテワンピ」に「愛されメイク」、
果ては「愛されバッグ」と「モテ・愛され」のオンパレード。
エビちゃんをアイコンとしたこの一代トレンド、
ホントに流行りましたねえ。

この流れ、男子的に言えば非っ常に大歓迎です。

だってね、
今までだったらどんなミニを履いていたって
「これはあくまでもオシャレのため。オトコの視線なんて関係ないもん！」
みたいなトコがあったじゃないですか？

それが
「私たち女のコだって、モテたいんスよ、実際」
って遂にカミングアウトしてくれたんだから、嬉しいじゃありませんか。

これは言うなれば、女子の”人間宣言”ですよ！
彦麻呂だって「これはファッション業界のIT革命や〜」
とむせび泣くに違いありません。

いや、
「別にオトコにだけモテたいんじゃないんだけれど」
って気持ちもわかります。
むしろ同性の友達や会社の人たちに愛されたい、
それが本音でしょう。
それ故に「モテ服」を着たい。

これって実に、素直でポジティブだと思いません？

本当は人にすかれたいのに
「別にアタシ、そんなんじゃないし」
ってバリケード張ってる面倒くさい女より、全然マシです。

「愛され」の基本は「無防備」、
そして「素直」に尽きます。

肩ヒジ張った強い女？
いやいや、自分の弱さすらも素直に出せる人間こそが最強だし、
そんな女子が一番愛されるんですから。

（中略）

女子として生まれて来たんですから、どんどん「姫」になって下さい。
そうでなければ。男子も落とし甲斐がありません。
可愛いお洋服に身を包み、是非とも男子どもをメロメロにしていただきたい。
つまり、女子たるモノ、モテずに死ねるか！　ってコトですよ！

んが、その一方で
「モテたいモテたいって媚びすぎじゃね？」
「見てくれだけに頼るなんざ、自分に自身なさすぎじゃね？」
なんて意見があるのも事実です。

モテ服という鎧を脱いだとき、心身ともにハダカになったとき、
アナタに何が残っているのか？

こう問われたときに
「ん〜、自信ないなぁ」なんて思う人がいたら、
仕事でも趣味でも何でもいいので、頑張ってやってみてください。
その一生懸命な姿を見せれば必ず誰かから「愛おしい」と思われるはずですから。
こうやって外面は言うに及ばず内面も磨けば、
アナタも最強のモテ子ですよ！

なんだかんだ言うたって、この世は男と女の２種類しかないんだもの。
しかも女子として生きてるんだから、
そりゃあもう、モテてナンボでしょ！

（「ラブ・デトックス」村橋ゴロー）

（27th Jan '07)