オイシイ時

固まりたくないの☆！

まだ。
それとも、もう？

まだあたしが青かった頃、
正義は一個しかなかった。
それから、世界はストレートでわかりやすかった。
よく言えば何も知らないお嬢様だった。

年を取ってしまうと、
プライドなのか、それとも偏見で固まってしまうのか、
あんまり挑戦をしなくなってしまう人が多い。
「ちょい悪おやじ」なんてのも、一つの枠の中での崩し方って感じで、
まあ綺麗にまとまっていてそれはそれでいいんだけれど、
どうも堅苦しいというか、
やっぱり「所詮おやじって名前がつくだけあるんだな」という感はいなめない。

あたしは「もう」いける。
そして「まだ」いける。
多分今が一番オイシイ時！

超一流のレストランでディナーを楽しんだかと思うと、
ガード下みたいなお店でも抵抗なく入れる、みたいな☆。
正装のパーティーも、乱痴気騒ぎも、どっちもなじめる、みたいな。

そういう広いふれ幅が欲しい。

世界の枠が壊せるだけの若さがあるうちに。
そして、物事に首を突っ込める好奇心があるうちに。

もひとつ言っちゃうと、
あたしたちなら何をしてもスタイリッシュだって思える自信が持てるかどうか。
それが、冒険できるかどうかの分かれ道だと思う。

年がら年中こちこちに武装してるのも滑稽だよね。
メイルもすべて何か一言自慢を入れなきゃ気が済まないような人。
いかに無駄にお金を使っているかということを言いたがる人。
「俺ってわかってるでしょ？」的に、
「想定範囲内」の「ぶっこわす！」っぷりを発揮してもねえ。

かといって、いつもだれ〜っとしてるのはどうかと思うけどね。
つか、正直、問題外でしょ。

人は、落ちようと思えばいつでも落ちれる。
そう考えると、まだ気を張って頑張ってる人の方が、１００万倍もすてき。

（26th Jan '07)