「悪魔は元天使だった」

（前略）

物語には人間だけではなく悪魔も登場し、
自らの生い立ちを一人称でこう語る。

アラーは天使たちの目の前で人間を創造し、
それにひれ伏すよう命じた。
わたしは
「泥から作られた人間に、なぜ天使がひざまずかなければならないのか」
と拒否し、天国を追われた。
そして人間を誘惑して地獄に送る役割を引き受けた。

コーランをひもとくと、確かにそう書いてある。

（後略）

（朝日新聞「窓」論説委員室から　長岡昇）

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なるほどね。

♪わかーるわかるよ、君の気持ち♪

なんて歌いたくなっちゃうぐらいよくわかる。

だって、自分より劣ったものの前に、
いくら上からの命令でも従いたくないもんね。

そう考えると、悪魔は「誇り高きもの」で、
天使は上にへいこらするもの、
あるいはなーんも考えてない天然ちゃんってこと？

劣ったものだから、地獄に引き入れても平気なのかな？
それじゃアウシュビッツ・・・？
ああ、だから「地獄」って表現されるのか。

そもそも聖書（外伝だったか？）では、
神に逆らった天使が悪魔になったぐらいしか書かれてないもんね。

まあその分、想像を膨らますことはできるけれど、
なーんか腑に落ちない。
自分が汚れてまでも守りたかったものはなんなんだろうって
あたしはずっと疑問だった。

イスラムに答えはあったのね。

（25th Jan '07)