ある事件

ある犯罪がおきました。
殺人事件?
まあ。そんなあたりにしておきましょうか。

容疑者の女性が捕まりました。
事件当日のアリバイはないし、動機も十分。
彼女が限りなくうさんくさいんだけれどなぁ。

けれど、現場に残された髪の毛はロング。
彼女はショートヘア。
おまけに髪の毛の血液型はBなのに、彼女はO型。
物理的証拠がありません。

その後、捜査をすすめていくと、
なんと!彼女が犯罪後に美容院に行ったことが判明。
ぐぐっとしぼれますが、でも血液型の問題がまだ残っています。

そこで名探偵登場(笑)。

髪の毛を丹念に見ていて、気がつきます。

「自然に抜けた髪の毛ならばどうして毛根がないの?」
まるで、すぱっと切り落とされたかのような綺麗な切断面。

そっかぁ。これは捜査攪乱のために、
わざと残された髪の毛なのか?

ところが、その頃、髪の毛から意外なことがわかります。

中国のある貧しい農村で使われている
有害な農薬の科学成分が含まれている、と。
世界ではもう禁止されていて、使われていないけれど、
でもそういうまずしい所でのみ、未だに人体に被害が出ても使ってるの。

「すわ。外国人犯罪か!」
という路線で、捜査が一気に広がります。

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なんて話を、エクステをつけながら考えてみました。

実は、その中国の貧しい村では、
あまりに貧しいので、女性は髪の毛を伸ばして売るのが、
貴重な外貨収入になっていたりして。

ブリーチしたり、あれこれいじくってないバージンヘアは、
日本に持っていくと、今はやりのエクステ用の高級人毛として、
高く売れたりして。

髪の毛が抜けたことには犯人は気がついてなかったけれど、
幸いにも抜けたのはエクステの方の毛だったのね。
で、美容院では、エクステをとったから髪が一気に短くなったの。

どうすかね?
コナン君のプロットぐらいにはなるかしら☆。

(11th Feb '07)