眼帯

やれやれ。病気ネタが続いています。
体調が悪い時ってこんなもんなのかね。
なんか一個を克服すると、またあたらなる試練がやってくるようで、
本当に、一度崩れたバランスというモノはなかなか戻らないようです。

さて、今回やっってしまったのは「眼」。

アートメイクのインクが入るのはよくあるんだけれど、
サロンが混んでいたので、理香も変な遠慮してしまって、
「大丈夫大丈夫〜」なんて出てしまったのですよ。
それで眼を傷つけてしまったのだ。

教訓：変な遠慮は結局相手をトラブルに巻き込むことになるので、
気を付けましょう。

しかし、なんだこの、眼が痛いっていうのは、いかんね。
今まで生きてきた中で、いろんなトコが痛くなったモノだけれど、
大抵、なんとかできちゃうモノじゃない？
目って、ホント、どうかとおもう。

まず、痛いからって動かさないわけにはいかない。
一分間に何回も瞬きするところなので、
その度に触れて激痛が走る。

痛みって言うのはどれもやなものだけれど、
やっぱり、ひりひりずきずきする痛みが一番いや。

しかも痛いだけならなんとか出来るんだけれど、
更にこの涙！
「痛いから目薬！」って思っても、
目が涙でくもってしまってよく見えない！
ティッシュティッシュって思って下向いてバッグから取ろうとすると、
こんどは鼻水がずるー☆。
上を向いてひたすら耐えているしかない。

目をつぶっていても流れてくる涙。
かといって目をあいているといたいので、
目をつぶるしかない。

私たちは日常生活の中でどれだけたくさんの恩恵を目によって被っているか、
そんなことがよくわかりました。
目が見えないと言うことは、トイレにも行けないということ。

妙に疲れる。
痛い目を無理矢理開けようとしているからだろうか。
そして、妙に肩が凝る。
アリエナイぐらいこりこりだ。
これが眼精疲労なんだろうか、
それとも単に痛くて体が固まってるのだろうか。

タクシーで病院へ行く。
歩く一歩一歩で振動がまぶたにつたわり、痛みが走る。
ひたすら寝る。
なぜかやたらよく眠れるし、普通に眠い。

幸いにも、角膜を傷つけているダケでした。
角膜は今までに何度も傷つけたことがあるので、
たいしたことないのも分かっているし、すぐ治るのも分かっている。
っていうか、目って、比較的傷が早く治る箇所だよね。
これは救い。

しかし、こんな痛かったっけ？

しかも目に軟膏を入れられ（！）、眼帯を付けられる。
（この軟膏は細菌の遺伝子の合成を阻害して遺伝子の繁殖を抑える薬なんだって）
普段角膜傷つけても、精々「目薬２本」とかしかくれないのに、
こりゃあまたたいそうな待遇だ。
救急でいったからなのかな？
角膜の傷がよっぽどヒドイからなのかな？
それとも大学病院だから念には念を入れてがっつり診るのかしらん？

・・・しかし、よく考えたら、生まれて初めての眼帯だ。
伊達政宗だ。パイレーツ・オブ・カリビアンだ。フック船長だ。
でも、白眼帯はイマイチかっこよくない。
いや、綾波レイは白眼帯だったような期がする。
ただ、あたしのよりかっこいい眼帯だった気がする☆。
むー。

しかし、眼帯をしても、痛い。
ぶっちゃけ、病院行っても行かなくても変わらないぐらい痛い。
しかも、調剤薬局では「お薬調合しますので」といって１時間弱も待たされた。
急患なのに・・・しくしく。

そして、タクシーの中で泣きながら帰宅し、
泣きながら寝ましたとさ。
ホント、とんでもないバレンタインだったよ。

しかし、一夜あけてみたら、痛みは大分おさまりました。
流石、目は回復が早いわね！

（15th Feb. 2006)