山手線TV

山手線TVの中で流れているプログラムは重要だよね。

他にやることのない車内だとつい見てしまう事も多い。
割と短いスパンで何度も何度も同じものが流れるので、
めちゃくちゃ内容を覚える。
似たようなもので、街頭ビジョンもよく見かけるけれど、
通り過ぎる一瞬とか信号待ちの10秒だから、
正直何やってるのかあんまり覚えてないカンジ。
歌とか歌ってたら「ああ、この人がこんな歌出したか」って知る程度。

山手線TVの番組はつい覚えてしまう。

自社ニュースなので頻繁に現れるSuicaペンギンは
見ている内に段々愛着が湧いてくる。
そのうちまるで我がペットみたいに思えてきて、その魅力に取り憑かれた。
ぶっちゃけまじでうちにも一匹欲しい。

マイクロダイエットってなんか羽振り良いなあとも思う。
あの、本業のうちらでもやらないようなアイドル系DVD撮影はなんなんだろう。
痩せるのは確かに私たち女の子の永遠の願いだけれど、
ぶっちゃけあの年であの撮影はないよな〜、とかね。
どう考えても、普通、ティーンというかアンダー15とかのアイドルがやるもの。
そう。なまじっか何度も流れるプログラムなので、
一旦カンに障ると、延々イライラが募ってくる場合もある。
別に商品そのものに対してはなんとも思ってないけれどね。

お天気とかは超重宝するのでガン見してしまう。
前に人が立っていると、「くわ〜、どいてくれ」と思う。
首を伸ばして一生懸命見ている姿は多分滑稽だろうな〜。

理香が大好きなのは、「ドン・シャベリオーネ」。
キリン「一番搾り」の提供みたいなんだけれど、なぜか英語プログラム。
これがたまーに「おいおいそれは違うだろ」って事もあって、
突っ込み入れながら見るのもよろし。
知らない単語を覚えるのも充実感があってよし。

そういえば最近山手線のTVモニタでよく流れている番組がある。
みんなも見たことはあるんじゃないのかな?
そう、あの「頭スッキリ」とかいうヤツね。

内容は、たいへんにくだらない。
だじゃれのようなクイズのオンパレード。
「これは何と読むのでしょうか」みたいなカンジかな。
多分こないだテレビでも似たようなものをやっていたから、
多分その番宣かタイアップでしょ?

何が「あ〜スッキリ」だ。
こんな覚えてもしょうがないようなことに使う頭はないよ。
と、イライラを募らせていたある日、ふと思った。

まてよ。
こうやって、「考えてもしょうがない」と思うのは間違っているのではないのか。
意味がない、と思うことによって、思考を停止してしまう。
脳に至る前にブロックしてしまう。

これは、頭にとって余り良いことではないのではないだろうか。
脳にはいろんな刺激が必要だろうし、
なんにでも、くだらないことにでもトライする心は忘れちゃならない。

山手線TVを見ながら、ぼうっとそんなことを考えてみた私です。

(10th Feb. 2006)