How to communicate？

コミュニケーションを取るためには、
常に「人がいる」というコトを意識してないとならない。

だって、どんなに面白い話題であったとしても、
なんの脈絡もないところで、突然、蕩々と語られてしまったら、
鼻白んでしまうから。

私たちに何を求めているのかが全くわからなくて困惑する。
要するに相づちを打っていればいいというコトなのだろうか？
それとも、何か共通点のある話題でも見つけて、
こちらが打ち返せばいいのだろうか？

どんな話題であっても、食いついていけるというのは、
きっとある意味才能だろう。
例えば、ホステスさんなんかは、
男の人たちが自分の会社の話題とか共通の友人の話題なんかをしている時にも、
きっと、ウマイ具合に口を挟みつつ対応しているに違いない。
そんな閉塞的な広がりのない知識もない話題に、
どうやって食いついていっているのかとても興味があるのだけれど、
プロフェッショナルはきっと何か技を持っているに違いない。

あたしも、随分いろんな人たちと会ったり会話したりしているのだから、
そういうスキルは普通の人たちと比べたら大分鍛えられているんじゃないのか、
と思うんだけれど、どうも、難しいコトも多い。

たまに、「この人たちは実生活でどうやって生活しているんだろう？」
なんて考えてしまうような人たちと出逢うコトもままある。
意外とコミュニケーション能力がありそうな人ですら、
相手の気持ちを十分に思いやれない発言をすることがあって驚く。

そう言うときにはどうしたらいいんだろう。
勿論一番親切なのは、「こりゃまずいだろ！」って指摘すること。
けど、これは言いやすい相手か言いにくい相手かというコトがある。
言っても大丈夫な相手には言えるけれど、
初対面だと判別付きにくい人もいるし、
言うことによって逆恨みしそうな人には言えない。
あと、メンツを人一倍気にしそうなプライドの高そうな人にも言えない。

相手にならなきゃいちばんいいのだけれど、
持ち前の性格的に、どうしても、「救いたい」精神が働いてしまう。
だから、せめてこんな文章を書いてみる。

これを読んだ人たちの中にも、もしかしたら目覚める人がいるかもしれないし。

（01st Feb. 2006)