中途半端に頭のいいひと
中途半端に頭がいい人はつらい。
どうしていいのか分かるほど頭はよくないんだけれど、
でもいろんな事が分かってしまうから。
自分の置かれている立場、環境、その他諸々。
何かがおかしい。何かが良くないのには気づいている。
きっと、何か間違いを犯しているのに違いない。
けれど、何がよくないのかは分からない。
どうすればいいのかも分からない。
人は、ナニゲに賢い。
人の気持ちが分かってしまう。
特に悪意や悪感情はなんとなく伝わってしまう。
だから、焦る。
自分でやったことがパーフェクトではなくどこか抜けてる。
人のやることに完全はないというけれど。
それでも決定的に何かがおかしい。
きっと。
中途半端に頭がいい人は私。
でも世の中って結構「中途半端に頭のいい人」が多いよね。
というか寧ろそれが99%じゃないのかな。
残りの1%が破綻のない天才か、
何も気づくことすらないというより気づこうとしない、
思考停止の人も含めた「馬鹿」か、
或いはゴーイングマイウエイを突き詰めてしまった、
馬鹿か天才かどっちとも取れる人間、
所謂、そんな範疇に入らない人間か、
そのみっつのどれかだと思う。
(25th Sept. 2006)