パーフェクトへの道

もう、仕事はやめよう。

引退宣言じゃないよ。
仕事の量を減らして、質をあげていこうって話。

お仕事をいっぱいやっているのはいいんだけれど、
今のあたしにはもっと時間が必要。

例えば、何かを求められたときに、十分な事が出来るんだろうか。
プロとして、お金を頂くほどの事が出来ているんだろうか。

ボディーだって、
十代の頃は何もしなくても済んだ。
けれど、次から次へと細くて綺麗なモデルさんが出てくるし、
あたしだってその子達と張り合わなければならない。

だったら、鍛える時間が欲しい。
運動をしたり、エステに行ったり、病院でお肌を見て貰ったり。
整体にかよってまっすぐで美しいカラダを作ったり。

スキルだって、いろんなものが求められる。
でもあたしは中途半端だ。

中でも英語が一番マシだけれど、
昔何年アメリカに住んでいようが、今いるのは日本。
語学なんて使わなければどんどん忘れていってしまう。
とっさの時に言いたいことが言えなくなってしまう。
だからたまに「英語ネイティブです！」って言うのが怖い。
かといって「日常会話程度」の欄に○をつけるのはプライドが許さない。
ちょっとブラッシュアップをして、ネイティブレベルに戻さないと！

スペイン語はあんまり求められることはないけれど、
それでも忘れさせるのはあんまりにも勿体ない。
たまには原書をひもといて目を通してみたい。
スペイン人や中南米人と会話などもしてみたい。

ベリーダンスのレッスンに通っている。
何かあるときに一曲ぐらい披露出来たらかっこいいのにね。
そう、例えばオフ会とか。
でも、仕事しているといけたりいけなかったりが続いてしまうから、
一曲コンプリートで覚える程通えない。
コンスタントに通いたいのになぁ・・・。

ベリーダンスをやっていると、ヨガもいいよって先生に言われる。
それに最近オーディションでも、ヨガって多い。
「ヨガのポーズがとれるひと」なんて条件もある。
だからベリーの一つ前のクラスのヨガに通えたらいいな。
なんにも難しいことはない。
ほんの１時間半早くレッスン室に入るだけの話じゃん？
実は結構お手軽なのに。

ホームページやブログなんかも、忙しいとおろそかになってしまう。
やっぱりファンの方達あってのあたしだからこそ、と思う。

仲良くなる。
友達だからこそ、応援してくれる人たちがいる。
理香の助けになろうと思ってくれる。
それは、仕事でいうと「ファン動員」にと繋がって、
確実にあたしの仕事上の評価をあげてくれる。

だから、このお仕事をやめるまでは、やめれない、
・・・と言いたいところだけれど、
理香としては「友達だからこそ」理香のことを応援してくれた人たちとは、
この仕事をやめても「友達だからこそ」ご縁を切りたくないと思うよ。

理想を言うと、一度仕事をやめたい。
そしてみっちり修行したい。
半年後とか３ヶ月後とか経って、
自分なりに「これならパーフェクト」って言えるようになってから戻ってきたい。
したら向かうところ敵なしなのになぁ。

でも現実がゆるさんのよ。
そんなことは。
だから片手間で一生懸命フォローしてくしかない。

だから、お仕事の量を減らそう。
あたしが常に質の高いものを提供出来るように。
がんばろう。

（23th Sept. 2006)