友達としてしてあげるべきこと

このギョウカイをやめて、他のお仕事につきました。
最近、そんな報告をちょこちょこ頂くことが多いです。

事務所をはじめましたとか、マネージャー業務はじめました、
って話もよく聞くんだけれど、
最近多いのは「お店をはじめました」ってメイル。

そんなときは、理香、是非顔を出さなきゃって思うんです。

友達だからサービスしてよ、なんて思いません。

あそうそう。
よくいるよね。
「友達だから安くしてよ」とか「割引してよ」とかさ。
ああいうのってどうなの？って前から思っていた。

友達だろうがなんだろうが、相手はプロ。
友達をプロとして認めてあげないってこと？
それも「友達であるが為に」認めないっておかしな話。

身内が一番の敵になっては困るよね。

むしろ、新しい門出の祝い金。
あるいは事業をはじめたばかりの友達だからこそ
余計に払ってあげよう、ぐらいの気持ちでいたいよね。

うん。

昔、私がまだこの仕事はじめたばかりぐらいのころ、
誰かが言っていた。
「友達だからこそ余計に払うぐらいの気持ちでないと」って。
その時、私には全く意味が分からなかった。

行きつけのお店なんかだと、店員さんと友達になる。
いや。
向こうは営業なだけで、実は友達じゃないのかもしれないんだけれど、
とりあえず仲良くなる。
そうすると普通ではしないサービスをしてくれたりする。

けれど、アレは、「お得意様だから」こそのサービス。
たくさんお金を落として商売に貢献してるからこそのサービス。
そこんとこをはき違えちゃダメだ。

ずうずうしい人間にならないために。
自分の分をわきまえなきゃ。

そして、良い人間関係を作るために、
友達に対して、友達として何がしてあげられるか考えなきゃ。
自分がもしこの人で、こうやって商売始めたときに、
どういわれたら嬉しいだろう。
どう気を遣ってくれたら心にしみるだろう？

（17th Sept. 2006)