シューマッハ引退

理香が応援しているミハエル・シューマッハの引退が発表されて早２日。
「聞きたくないなぁ」「そんなバカな」という気持ちで、まともに向き合ってこなかった。
「発表なんて信じないから！」という気持ちもあった。

やることはたくさんある。
他のことにかかわずらっていれば考えなくて済むことだし。

けど、明日は水曜日。
水曜日というと、そう、理香がレギュラーをやっている「わくわくピットロード」のオンエア日。
今回は理香の担当はＧＴの「カーレースレポート」だけだったはずだったんだけれど、
特別番組として、シューミの引退発表について語るコーナーが出来ました。
これは誰が原稿を書くというわけじゃないんだけれど、
とりあえず自分も基礎知識がないと喋れないので、朝からずっとネットを見ています。

そこで、現実と向き合うことに・・・。

え〜〜〜ん。シュー様、どうして引退なの〜。
何を見ても、悲しみが溢れてきます。
って、今更ながらなんだけれどね。

どうせならばもう少しとぼけていたかったなあ。
現実は直視しなければ現実にはならないんだよ。
だって全て、認識の問題だからね。

だから、来期になって、「あれ？シュー様は？」なんて言って、
そこではじめて実感すればいいことなんだよ。
今引退って分かったからとて、何が出来るわけでもない。
いたずらに心が騒ぐだけのこと。

そう思っていたのにな。

日曜夜の引退会見があってから、一晩と１日が経っているので、
ネット上の情報も整理されているし、いろんな「まとめ」が出てきています。
客観的な流れも見えるので、とりあえず盲目的に落ち込むということは避けられそうです☆。

あーあ。それにしてもシューマッハって偉大だったよなぁ。

悪役になることもあった。叩かれることもあった。
けれど、Ｆ１という晴れ舞台でこれだけ長くやっていける才能は素晴らしい。
それは誰もが認めるだろう。

いや、今ですら王様、チャンピオン。
辞める必要すらないぐらいなのにどうして引退しちゃうんだろう。
彼がやめるんだったら、他にもっとやめなきゃならない人なんて
今のＦ１に他にたくさんいるじゃんか。
あたしがシュー様なら、もうちょっと頑張るトコなのに。

でも、どうだろう。
築き上げたブランドの大きさを考えると、「汚したくない」ってことなのかな。
落日の紅き皇帝なんて言われていても、
チャンピオンを立派にとっている今は、まだスター。
今ならまだ惜しまれて早すぎる引退をみんなが悲しむだろう。

これで、尾羽うち枯らした姿になってしまったら、
フェラーリの名にも、シューマッハの名にも、傷が付くだろう。

だとしたら、彼はプロだ。
本物のプロだな。

彼の背中を見ながら、勉強することはたくさんある。
男のダンディズムも。生きることの哲学も。
プロとしての生き様も。

ありがとう。ミハエル。

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ネット上に会見シーンがたくさん出てきてるけれど、理香が感動したのはコレ。
最後の「Schumacher The Greatest Driver」という字幕とたくさんのレースシーンが泣ける。

「Schumacher Retires」
http://www.youtube.com/watch?v=H9faGDMN9eM&mode=related&search=Schumacher%20OnBoard%202003%20Monza


普通の引退会見、全部のやつはこっち。
（スペイン語同時通訳付き。英語）

「Michael Schumacher retires」
http://www.youtube.com/watch?v=qpS9UcKfIb8&mode=related&search=Schumacher%20OnBoard%202003%20Monza

（08th Sept. 2006)