美学

愚痴なんて、自分の中でこぼすもの。

人間、誰だって生きてりゃたいへんなことだってある。
これは実感ね。

あたしたちだって、笑っている写真ばっかアップしてるから、
お気楽極楽な商売に見えるかもしれないけれど、
ナニゲに体力的にも、そして精神的にもタフでないとやっていけない。

かといって、人からよく「芸能界なんて大変ですね」って言われるんだけれど、
人から言われる程大変だとも思っていない。
会社で過労死するような人を見ていると、あたしなんかまだまだだって思う。

というか、こうやってねぎらいの言葉をかけてもらえるということ自体、
うちらの世界は恵まれていると思っている。
普通の会社員だったら、どんなに大変でも、
とてもこんな言葉はかけてもらえないだろうな。
ありがたいことです。

どんな職業だって、たいへんといえばたいへん。
楽して金儲けなんてアリエナイと私は信じているし、
ちゃんとお仕事を続けていくというのには
それなりの犠牲も払わなきゃならないし、努力も必要。

だから、愚痴なんて言わない。

人の愚痴だって聞きたくない。

特に人の批判だとか悪口なんて聞いていて気持ちの良いもんじゃない。
自分の知り合いの批判なんてして欲しくないし、
逆に知らない人ならどーでもいいから、聞くだけ気分悪い。

これが理香の大親友の友達ならば、
「彼女が気分が楽になるんだったら」っていう気持ちから、
うだうだと話に付き合ってもいいんだけれど。
もしもそういう関係でもないんだったら、正直めんどくさい。

マイナス思考は引きずられる。
自分までブルーはいる。

だからやめてほしいんだよね。
というよりそういう人をまわりに置いておかないのが一番いいのかも。

人生、笑っている人間が勝ちなんだよ。

先日、歩いていてふと思った。
デフォルトの顔を、笑顔にしようって。

ふとした顔が、いらいらしていたり、眉をしかめているような人。
ものすごくとっつきにくくない？
それに人生自体が不幸を呼び寄せそうなオーラが出てる。

普通ににこにこしている人は、声もかけやすいし、
一緒にいて楽しい。
一緒にいて楽しい人とはもっとコンタクトをとりたくなるし、
何かあったら誘いたくなる。

これが、あたしの美学。
常に、笑顔。
常に、前向き。

（06th Oct.06)