写真

「新しいカメラが欲しくなった」
そんなことを言っている人がいる。
「もっと良い写真が撮りたい」という情熱をつきつめていくと、
どうしても機材にも懲りたくなるんだろう。

そうやって、写真にはまっていっちゃうんだろうな〜。

・・・そういえば、プロカメラマンさんが言っていたのを思いだした。
「やっぱり素人さんには敵わない」って。

「俺たちは、『仕事』で写真を撮っているから、
どうしても、コストパフォーマンスを考えざるを得ない。
この高い機材を購入すると、どのぐらいでペイ出来るのかとか、
減価償却だとか。
でも、素人さん達は違う。
彼らは「趣味」だから、別にそんなことを考えない。
お金に余裕があれば、いくらでも機材にお金をかけてしまう。
あれじゃあ、プロ顔負けの良い写真が撮れるよ。」ってね。

勿論、機材がいいだけで良い写真が撮れるわけじゃない。
センスだって必要だし、技術だって必要だ。

でもね、
お金をかけるっていうのは、やっぱり「興味があるから」。
好きだからそこに使っちゃうわけじゃない？
ということは、「意識」の問題だよね。

好きこそものの上手なれというけれど、
やっぱり人間は、興味がある分野はのびが早いよ。
理香のファンだって、まあ、言っちゃ何だけれど、
最初は随分素人くさい写真を撮っていた人でも、
理香のことをおっかけてくれているうちに、
もうプロと区別が付かないような素晴らしい写真を撮るようになる。

勿論、本人なりに、
「どうやったら綺麗にとれるのかしら？」って思って、
工夫してくれているんだろうな、と思う。

理香に写真を渡して、「あっ、この角度好き！」とかコメントすると、
次はしっかりそれが生かされていたりする。
理香の載っている雑誌なんかを買って、
プロのカメラマンさんは理香をどう切り取るか見ている。
理香以外の女の子の写真もよく研究するようになってくる。
理香の撮影会情報をゲットするために「月間カメラマン」なんかを買うと、
そこに載っている記事を熟読してカメラに精通しはじめる。
○○先生の写真セミナーみたいなものを受けてみたりする。

その内に、まじめにこれで食べていけるような、
すんごい技術を身につけていたりする。
おそるべし☆。

（31th Mar. 2006)