父親の威厳

子供の前で父親をないがしろにするような態度を取る母親に育てられた子は、
将来結婚して自分の旦那様に対しても
横柄な口をきくようになってしまうんじゃないだろうか。

そりゃあ何処の家庭も表と裏があるだろう。
表と裏っていい方がなんだったら「よそ行きの顔」を持っていると言い換えても良い。
ただ、表面を取り繕って外では旦那様をたてていても裏では軽んじているような家庭だったら、
対社会的な面目は保てても、どうなんだろうね。

勿論二人はもうお互い結婚してるから、
そういう意味では終わっちゃってるからそれでいいのだろうけれど。
でも、これからパートナーを見つけなければならない子供にとっては
あんまりいい影響はもたらさないんじゃないだろうか。

やはり子供は親を見て育つモノなんだから。
母親がやりたい放題やっていたら、子供だって無意識のうちに
「ふーん。こんなものなんだぁ」って思ってしまうとおもうのね。
んで、それって、男性とおつきあいした後に、或いは家庭を持った後に、
何気ないところでぽろっと出てしまうものなんじゃないの？

男性もそういう家庭で育っていたら、割と違和感なくとけ込めるだろうし、
それならそれでまあオッケーなのかもしれないのだけれど。
或いは違う家庭で育っていたとしても、
男の人にキャパとか愛情があって、「まあいいか」と思える程だったとしたら、
それはまたそれで問題ないのかもしれないんだけれど。

けれど、やっぱり、
立てて貰って嬉しくない男性っていないと思うのよね。
愛情を示してくれるのと同じぐらい、
家庭内で立てられるっていうのは重要なこと。

「お父様」という特別な存在であるという自覚は、
きっと、生きるハリにもなるだろうな。
「家族を養うために」って頑張って働いているお父さんが、
「働き蜂」とか「マシーン」になってしまったらかわいそう。
家族を守のは父親の義務かもしれないけれど、
「守りたい」と思わせる環境を作るっていうのも、又家族の責任だと思うの。

（06th Mar. 2006)