GIVA（ジバ）

理香のお友達、イタリアで活躍中の家具・プロダクトデザイナー、平社直樹サンが
日本で家具の展示会をゃるために日本に戻ってきています。

現在、五反田駅徒歩一分の「東京デザインセンター」にて開催中。
正確には「GIVA」（ジバ）というデザイナー・グループ（３人）で展示会をやっています。

というワケで、早速見てきましたぁ〜。
理香の実家がインテリアの会社をしてぃるんで、
理香も、家具などに関しては昔からとても興味ぁるのょ。

事前にＨＰなどで調べていたのですが、
家具はモダン系デス。

私の趣味で言わせてもらうならば、私は古くさい人なので、
バロック万歳、「歪んだ真珠」ラヴァー。
アールヌーボーとデコは分けろしかもヌーヴォーのみオッケー。
ロココは装飾が少なすぎるのでＮＧ。
ガウディは土着的なのでもうちょっと洗練させてほしい。
バウハウスは罪だ。産業革命？フザケロ。
そんな人。
つまり、この２１世紀に於いて、
４世紀も遅れをとっている１７世紀な感覚の持ち主。

しかし☆。

美しいモノに対する感覚だけは、持ち合わせているつもり。
自分の趣味であるかそうでないかというのはまた別の話であって、
やはり美しい芸術を見れば納得もするし、
今まで培ってきた審美眼だって、そこそこだと信じている。

今回の展示会で気をひかれたモノ。

部材を極限まで薄くした椅子はすごく興味深かった。
中に鉄板が入っているそうな。
けどぱっと見た目成形合板に見える。
でもよく考えたら成形合板だと、あの薄さだとそこまでの剛性が出ないかも。

あたし、モダン系で好きなのはやっぱり「浮遊感」とか
「薄く、軽く、自在に」だと思うんだよね。
どこまで存在を軽くしていけるんだろうか。
逆にこんなに存在が軽いのに重い色を使って違和感を楽しんだり。

あたしだったら、あの椅子、座面とかにあちこち、
ホルスタインみたいな柄の穴をあけてしまうだろうな。
でも、「座るのにあまり支障のない場所」でね。

右に曲がったパイプや左に曲がったパイプを繋いで、
長い長い、トンネルを造ろう。

子供がくぐり抜けて、トンネルごっこをやって、
頭なんかを出せたら楽しいだろうな。
頭まで出せなくてもいいけれど、
適当に大きな穴が空いていたら、窒息感はなくなるだろうね。

入れ子細工みたいな引き出し付きの椅子？テーブル？も楽しかった。
絶対子供向けだと思うけれど、
こういうのって、子供の心がないと作れないんじゃないのかな？
「うひゃ。こんなとこにこんな風に開く扉があったらいいじゃん！」ってね、
きっと笑いながら作ってるに違いない。

しかし、これはめちゃくちゃ完成度が高いなあと思ったよ。
というか今すぐにでも売るべきだね。

あとは、レゴみたいに、組み立てて座る椅子希望☆。
これは理香のアイディア☆。
大きな四角いブロックなんだけれど、それを組み立てると椅子になるの。
できればマッキントッシュのラダーバック程度には座り心地良くして欲しい。

平社さんのお友達が出している、タマゴの貯金箱もお気に入り。
まじめに買って帰ろうかと思ったぐらい。

手触りがいいの〜☆。
ずっとすりすりなでなでしていたいカンジ。
それに、「カオナシ」みたいな顔してる。
これ、もうちょっと口の形を荒っぽくしたら、
ガウディーっぽい土着な愛着沸くような風情が出るような気がする〜♪

（23th July. 2006)