キレる時、怒る時

私は多分、ギリギリまで自分を押し殺す人。
耐えに耐えて、そして、あるタイミングで突然キレる人。
「駱駝の背中を砕くのは最後に乗せたたった一本の藁」という諺があるけれど、
私のスイッチは、多分そのぐらい些細なもの。

普段温厚な人程キレたら怖いというけれど、
私は火のようなキレ方は滅多にしない。
それよりも、どちらかというと、水のような、氷のような冷たさでキレる。
一度キレたら、もう一切関わりたくない。
二度と修復出来ない傷になって延々と残ってしまう人。

無視。
それは生きている人を自分の中で抹殺する手段。
出逢った時に挨拶しないというような、話しかけても答えないというような、
そういう小学生レベルのものでは勿論、ないけれどね。
私の中の世界に、もうその人は存在しない。
私の城門の外側を歩いている人。

私が、怒っている時は大丈夫。
明確な理由があって怒っているのだから、
その原因さえ取り除かれれば全く問題はないのだから。
いくら火のように怒っていても、その怒りは鎮火するものだから。

でも、キレる時って言うのは、
積もりに積もった不満がはじける時なのだから、
具体的に何をどう改善すればという話にはなかなかならない。
長期のクールダウンの期間を設けながら、
徐々に改善していけば、修復していくことは出来なくもないのだけれど、
道のりは遙か遠い。

（26th Jan. 2005)