真意

小さい頃から、いろんなトコにいってきた。
いろんな国に住んできた。

その中で、言葉も違えば、文化も違う人と暮らしてきた。
国がかわれば、全てがかわる。
これが無礼だという基準だって曖昧になってくる。

だから、あたしは、あんまり表面的な事が気にならなくなってきた。
いや、気にならないワケじゃないね。
でも、気にしないでいられるようになってきた。

何が一番大切なんだろう。
なーんか、理香、昔からいろんな国に住んで、いろんな人たちと話しているうちに、あんまり気にならなくなっちゃった☆。
問題はその底に潜む真意。

何を言われるかは重要じゃない。
何をやられるかっていうのも重要じゃない。

もしあたしのことを嫌いだったら、
あたしに逢いに来ないジャン？
こんなこと言うのも、あんなことやるのも、
理香のことを好きだからでしょ？
構ってるんでしょ？

だから、嫌いになんてならないよ。

構い方に多少の問題がある人たちだっている。

ある人は、言葉遣いがきつい。
「ええええっ。そんなこと言うんだ！」という表現をする。
表面だけ見ていたら、理香を貶めようとしている様にも見える。

ある人は、構い過ぎ。
例え彼氏でもこんなに構わないだろうと言うような愛情を注いでくれる。
やらなきゃならないことが多いときには、
正直しんどくなる事だってある。
かといって、それが愛情から出ているのだから、
尚更、邪険にできないのはあたしの性分。
仕事をその度に中断してお返事しているのは負担になる。
あたしはモノラルな人間だから、
何か一個やっているとそれに集中したいんだ。
書きかけのメモランダムのネタだって、
あっという間に忘れてしまう。

でも、全て、理香に対する愛情から出てるでしょ？
だから問題ない。
悪くは思わない。
というか、悪く思えない。

多分みんな、第三者的な目で見ていたら、
すぐに自分がちょっとおかしいかもって気がつくのにね。
どうしても自分のことだと、
夢中になりすぎてわかんなくなっちゃうんだろうね。

いいよ。
根気よく付き合うから。

お互いのベストなポジションを探っていかないとね。

良い関係を作っていかないとね。

（12th Dec.06)