みのもんたに学ぶ処世術

隣で、樹里ちゃんが喋っている。

「あ、無理無理〜。あはは。そんなこと、今言えないよ。
隣に理香さんとおじさんがいるんだよ。
あたし、真ん中なんだ。」

おや？どうやら秘密のなんかの話みたい。

なーんて書くと、なんか彼女が誤解されるとかわいそうなので
しょうがないので書いておきますが、
多分鍵の隠し場所とかパスワードの話だろうと思う。

その後、樹里ちゃんと理香とたまたまトイレでばったり逢ったので、
さっそく注意させて貰いました。

「いくらおじさんだと思ってもおじさんだと言ってはいけないよ！」
ってね☆。

考えてご覧。
隣に誰か若造が座りながら、
「ああ、オレオレ。あ、今無理。隣にヒロシとおばさんがいるから」
なんて言われたらどういう気分？
もしもあなたが５０歳ぐらいだったとしたって、
とても嫌な気分になると思わない？

みのもんたを見ればいい。
例え、８０歳ぐらいのおばあちゃんに対しても、
「お嬢さん」と呼びかけているじゃないか。
アレを日常でやると、「たちのわるい冗談」みたいにとって、
「からかうんじゃない」と怒る人もいるかもしれないけれど、
あの「気配り」は学んだ方がいいよ。

もしも言うんだったら、
「理香さんと男の人がいる」といういい方をしなさい。
それならば誤解がないから。

そういえば、おばあちゃんやおばちゃんが「お嬢さん」なら、
おじいちゃんやおじさんは「お坊ちゃん」とはならないのが、
日本語の不思議な所。
男の人は年上に見られたいのかも知れないけれど、
でも、まだ現役の男性を捕まえて「おじさん」はないでしょ。

それに、ナニゲにそういう世代を表す言葉は微妙で難しいので、
「女性の方」「男性」などといういい方をする方がいいかもしれない。

ま、ニューハーフさんとかだったら、
性別には触れない方がいいかもしれないんだけれど・・・。

どうせ、いきずりの新幹線で乗り合わせたような人。
・・・と、思ってるでしょ？
でも、ご縁って不思議なモノで、どこで巡り会うかわからない。

しかも、あたしたちは、散々、
レースの話とか道々してきているじゃない？
ちょっとネットで調べたら、あたしたちの名前から何から、
１０分もあれば事細かに調べることが出来てしまう。

一応、私服になっても、あたしたちは外国屋のキャンギャル。
イメージをしょっているわけなんだから、
人の気分を害するような言動は慎まないといけないじゃない。

世界中の人たちがお客さま。
そのぐらいの気持ちで、みんなに対して感じよくしないとね。

（09th Apr. 2006)