ありがとう

みんな、ホントにありがとう・・・。

なんだかふがいないっすね、自分。
何も出来ない非力なのもさいてーだし、
なんだか落ち込んでる精神的弱さもさいてー。
荒れるのもかっこわるいし、へたばってるのもかっこわるい。

失ったモノを嘆くよりも、あたしには新しい未来があるって思うんだけれど、
なーんか紙に書いた美しい景色みたいでどうも実感もないし、
イマイチ気力が出てこない。
風景をまんま切り取った写真が、
シャッターを押した瞬間に現実から離れてしまうように、
あたしの夢はフリーズしたまま額縁にはめ込まれて居間にかかってるみたいだ。

あたしが頑張れば頑張る程、
あたしを叩きたい人はなんだか益々いきおいを得て叩き出すし、
反対勢力が強くなればなるほどみんなを巻き込んで痛い目に遭わせてしまう。

みんながあたしに感情移入してくれればしてくれる程、
あたしのこと好きになってくれればくれる程、
あたしに近い存在になればなる程、
あたしにやってきた直撃の爆風に巻き込まれてぼろぼろに傷付けられてしまう。

それでも文句一つ言わずに（言われていいのに）いたわってくれるみんなの優しさ。
どうしてそんなに人を思いやれるの？
あたしなんて自分の悲しみでいっぱいいっぱいなのに。

あー、こんなんで甘えていていいんだろうか。
あったかいホットショコラに生クリームを垂らすみたいに
あまくてとろとろしていて居心地がいい。
ホントに癒されるんだけれど。

あたしは周りを巻き込んじゃいけないのかも知れない。
とげとげのヤマアラシのジレンマだね。
ありがとう、という気持ちと、
ごめんなさい、という気持ちが揺れ動いて、
ただただ、涙がこぼれてくる。

（04th Sept. 2005)