不遜なあたしが、尊敬出来る程の人って、
どんなもんなんだろう。

ちょっと自分の知らない事を知っていたり、
自分より年上だったり、
そういうのってやっぱ尊敬するし、感動する。
けれど、それだと、
違う国、違う文化、違う家族、違う個人・・・、
４５億の人間全てを尊敬する事になってしまう。

やはりここはデジタル世代として、
尊敬を数値化してみるといいのかもしれない。
この尊敬はレベル３かな、とかね。

よく数字を分かりやすくデジタル化するのを嫌がる人がいる。
「最近のワカモノは」みたいに評価する人もいる。
「割り切れないものだってあるよ」って言葉も勿論分かるよ。

っていうか、英会話のNOVAってあるじゃん？
理香、英語能力をキープするために通っているの。
一応レベルが細かく別れているんだよね。
レベルは１が一番よくて、７が一番下なんだけれど、
確かＡとかＢとかいくつか別れていたはず。
でも、レベル「４」がレベル「３」の授業を受けても、
別にぃ、って感じ。
どこがどう違うのか正直わかんないし、
たまたまなのだとは思うけれど、
「レベル３」の人よりも「レベル４」の人の方が喋れるんじゃん？

だから、「英会話」のレベルなんかを数値化しよう
っていうのが間違ってるんだよね。

でもソレを言うなら、
ＲＰＧでおなじみのＨＰとかＭＰ。
まあＭＰは、魔法なんて使わないからともかくとして、
ＨＰっていうのは微妙だぞ。
人間、「ああもうダメ」って思ったらダメだったりするし、
その日の体調によっても大分違う。
他にも、力いくつ、敏捷性いくつ、みたいな数値。
これも同じく微妙。
おなかがすいているかどうかで力とか変わるしね。
着ているモノで変わる・・・のは、
装備によって数値が変わるからいいとして、
もっと細かい事、例えば足場が悪かったりってのは入ってない。

まあ、あんまり細かい事をいうと、
ゲームとしてはものすごく難しくなってしまうからね。
ただ、数値化するのって難しいと思うよ。
だって、人って言うのはいろんな要因で動いていて、
それ全てを数値化してっていうのは不可能だからなぁ。
宇宙の星々の動きの方が、まだ、
偉い科学者がよってたかって解明し尽くそうと努力しているから
理論として成立いるんじゃないの？！

宇宙もそうだけれど、
数値化しようと思ってやっきになればなるほど、
訳の分からない要因がどんどん生まれてきて、
すごく面倒くさい事になりそう。

例えば、「気分」とかね。

気分の数値化も出来なくはないと思うんだけれど、
でも、「お天気」だとか「運動不足」だとか、
またそれも訳の分からない要因に左右されていそう。

あ〜、めんどくさい。

多くの人が「そんな全て数値化出来ないよ」と言うけれど、
気持ちはよく分かるよ。
ただ、あたしは、数値化は絶対出来ると思っている。
スパコンレベルの難しい計算式になるだろうけれどね。

お天気がどの程度どうだから、まずこれを数値化して、
各自にどのぐらいの影響を及ぼすかの個人の係数を掛けて・・・。
今日はでっかい心配事があるから、
その日、お天気の事心配している余裕無いから、
「今日の気持ちの余裕」のパーセンテージをかけて・・・。

まあ、ＲＰＧレベルで、
こまかいごちゃごちゃを全部抜きにして、
すぱーんと唐竹割りにレベル付けでもした方が、
楽だし、何よりも分かりやすい。
細かい事は誤差の範囲なんだよ。
それでいいじゃん。

と言うわけで、英会話の「レベル」だとか、
そんなモンが制定されているんだろうな。

「何でも数値化して！出来ないものだってあるんだから」
というおしかりは、多分この辺の誤差から来るだろうね。