たまに逢って、ならば演じる事は簡単。
いくらでも「いいひと」になれる。
ちょっとばかりのストレスは感じるかもしれないけれど、
たまに、だったら平気。

相手がどんな人でも、きっと長くつきあえる。
自信はあるよ。

でも、一度一緒に暮らしてみると、
そんなわけにもいかないんだろう。
いいトコだけなんて見せていられない筈。

でも、そこで、幻滅しても、
理想と現実の間で多少妥協を強いられても、
とりあえず「やっていこう」と思う気持ちがあるから
きっと「夫婦」という関係が成立するんだと思う。

「妥協」かぁ。
一番苦手な言葉だなあ。

頑張って、人生を切り開いてきたつもり。
時にはアマゾネスみたいに手に弓を持ちジャングルに分け入り、
時には隠者の様に研究に励み、
ダイエットに運動にビタミン剤、
いろんな七つ道具を駆使して、未来を作ってきた。
こんな中での「妥協」は易きに流れる「堕落」。
自分を戒める鎖を腐らせる錆。

・・・でも、していかなきゃいけないんだろうな。
人間関係ってフクザツ。

「妥協」する為に必要な条件を考えてみた。

「お互いに尊敬しあえる関係」であること。
これが最低ラインかな。

口で言うのは簡単。
それにいかにも言い古されたありふれた言葉。
だから、さらっというと心に何も引っかからないで、
そのまま流れていってしまうようだけれど、
ちょっと考えて。

「人」は二人の人間が支えあっているんだ、って言うけれど、
「人」が「入」になったりして、また「人」になったりして、
攻守交代、持ちつ持たれつで支え合うんだけれど、
依存し合う関係だといずれ壊れてしまう。

だから、「尊敬」しないとね。

ルックスが好き、なんていうのは、精々１，２ヶ月。
人として、人となりに惚れるのが大切。
まあ、どうせ、大いなる誤解＝恋愛だったりするのだけれど、
それならそれでいいじゃん。

結局いくら好きでも、結局他人。
育ってきた環境も見てきたものも違うわけで、
性格だって自分とは大分違うわけで。
そんなところを乗り越えていかなきゃならない。

まぁ、各自「尊敬ポイント」っていうのは違うだろうけれど、
その一点がジャストミートならば、きっと上手くいくはず。

だって、本性隠して「生活」なんて出来ないし。
って、あたしの「本性」ってなんなんだろ？
オタクでパソコンばかりやってるトコかな☆。