結局、誰とでも上手く行けるような気がする。

道を歩いているそこらの人じゃダメだけれど、
今こうやって理香の事を気に入ってくれて、
友情とか、愛情とか、かけてくえれてる人全員かな。
まぁ、残念ながら、理香はバイセクシャルじゃないので、
男性限定の話になってしまうのだけれど。
いや、セクシャルな形に拘らないのだったらば
普通に同居というか、
うん。女性同士っていうのもありだよね。

もしも、理香が、あなたと、
結婚して一生一緒に暮らす事があったとしても、
普通に喧嘩して、普通に仲直りして、
普通に一緒にやっていけると思うんだ。

ご縁なんていうけれど、
運命の赤い糸なんて一本じゃないんだ。
あたし達はみんな、小指同士赤い糸で結ばれているから、
このだだっぴろい世界で奇跡のように出逢ったんじゃないの？
引かれ合って寄り集まっているんじゃないの？
太陽系のように、重力に捉えられて、
一つの星系というファミリーをつくっているんじゃないの？

第一、糸なんて後から自分たちで紡ぐものじゃない？
そうだよ。
年を取ってからはじめて、
近くにいる人に対して、赤い糸で結ばれていたと感じるもの。

「がんばろう」という気持ちさえあれば、
あたしたちは、きっと、うまくいくよ。