絶対的な美しさの前に、
人の心はどうして震えるんだろう？

願わくは、私にそんなもんあったらなあ、と
ため息混じりに呟いても詮無いこと。

美しいジュエリー、カワイイお洋服、
きらきらのお化粧品、素敵なネイル、
バービーちゃんみたいなくるりん睫毛や、
ふわふわのファー、
シフォンにおリボンにレースにフリル。

世の中に散らばっている全ての素敵なもの。

こつこつと、自分でコレクションして、
一つずつ、集めていくの。

塵も積もれば山となる。

きっと、
本物のオパールの石にはなれないかもしれないけれど、
小さな屑オパールを集めれば、
きっとおっきな玉は作れるでしょ？

っていうか、そっちの方が無限大なんじゃないの？

だって、持って生まれた玉しかないんだったら、
それが限界なんだもの。
玉が最初からないんだったら、きっと、
無限大に大きくできる可能性があるってコトだよ。