日本の財政赤字について考えたこと（その２）

とりあえず、支出は引き締めていくとして、
次は収入の問題。
支出ばかり引き締めても、もう対処出来ないような大赤字だしね。
これがシムシティーならば、始まる前からゲームオーバーだよ、全く☆！

支出っていっても、減らせる所と減らせないところがあるからね。

例えば、ＯＤＡだって、
「自分の国が沈没しそうなのに人に施している場合か！」ってのが前提だよね。
募金だって、本人が一円でも欲しいときにはしないでしょ？
とはいえ、実際問題、目の前で人がばたばた死んでいっている場合。
貴方はどうしますか？
「まあ借金はあるけれど、なんとかしなきゃ！」って思うよね。
実際はＯＤＡが外交の手段に使われていたりして苦々しく思うこともあるけれど、
やらない！というワケにもいかないのが辛いところ。
ただし、内容的にはもうちょっと考えられるとは思うけれどね。

増税はどこからとろうか。
日本って既にかなり税金がきつい国だからねえ。
もっときつい国もあるけれど、でも代わりに社会福祉が充実していたりして、
なんか納得出来る社会なんだよね。
無意味に高いのは日本が一番のような気がする。

特に金持ちには厳しい措置が取られている。
これじゃ働く意欲もなくすなあ・・・。
ってことで、税金が免除される財団を作ってみたりして、
いろいろと工夫はしているみたいです。

でも、節税しちゃうんだったら、同じだよねぇ？
あとは海外移住とかも多いしね。
海外の方が税金がやすくてすむならあたしもアメリカ人とかになりたい。
別に国籍が変わったからとて大きな不便はないし。

かといって「下流」からは取れないでしょ。
貧しいものを追いつめていいことなんてないし。
というより、貧しいものから取ろうだなんて非道☆。

考えていくと、やっぱり嗜好品の税率を高くするのがベスト。
ただし、何を嗜好品にするかは別れるところかな。

とりあえず、タバコ。
これは問答無用で増税するべきだと思う。
甘いんだよね、一箱２０円だなんて。
もっともっと、一箱１０００円でも全く構わないと思う。
高くなれば禁煙する人が増えるでしょ？
それで、禁煙すれば、何よりもその人自身の健康にも良いじゃない？
伏流煙で周囲の人々の健康を害することもなくなるし。
人々の健康が向上するということは、
医療費の負担増で悩んでいる日本にとって、将来的には削減出来るし。
小さいことだけれど、世界中の人が禁煙すれば、CO2だって少しは削減出来るハズ！

ドイツなどではタバコは一箱信じられないような値段がした。
あんまり覚えてないけれど、３６０円とか４００円とか、そのぐらいだったかな。
日本のタバコの安さが理解出来ないデス☆。

違法なので値段の高いドラッグなんかだって、
タバコが高くなれば、「タバコ格好いいジャン。高くて手に入らないけれど」
って、逆に憧れになるかも知れない。
そしたら、ドラッグとタバコとあったら、タバコに手を出すかも知れない。
そっちの方がなんか安心な気がする。
少なくともタバコは合法だし。

お酒の課税もいいかもしれない。
高くなって手が出なくなったらバカ飲みも減りそう。
「どうせ高いならこんなまずい酒よりこっちがいい」って言って、粗悪品が減りそう。
お酒なんてホントにウマイものだけをちびちび飲んでればいいのよ。
消費が減れば、肝臓悪くしないし、健康にもよろしい。
不愉快な酔っぱらいも減るし、終電のあのすえたような匂いもなくなるはず。

ガソリンは、ちょっとな。
これが値上がると、物の値段が跳ね上がるし。
あたしたちの生活に普通に直結しているからなあ・・・。
それだったら、ガソリンじゃなくて、自動車税かな。
一般乗用車というか、スポーツカーとか輸入車に対して税金を高くする。
そうすると、暴走が減るし、国産車メーカーが喜ぶ。
ただし、車だと基幹産業なので、海外からの外圧を受ける可能性大☆。
難しいですね。
特にアメリカはめちゃくちゃな要求をつきつけてくるしね。

（30th Dec. 2005)