処方箋

嫌なことがあっても悩まない☆。

とはいっても言うは易く行うは難し。
嫌なコトがあったら反省の名のもとにくよくよしてしまったり、
取り返しの付かないことを嘆いてしまったり。
失ったモノが大きければ大きい程、考えてしまうのが人間の常。

でも、引っかき回してどうこうなるような問題でもないし、
かえってどつぼにはまってしまうでしょ？

時は優秀なお医者様。
傷口だって、跡形もなく塞いでくれるし、
痛みだって、思い出さなければ忘れてしまう程風化させてくれる。

そして、時が解決してくれる問題だってある。
人が成長し、経験を積み、
そして以前のコトを笑って許せる程大人になることもあるだろう。
「もう一生絶対許さない」なんて言っていたって、
そんなことに拘っていられるほど人生は甘くない。

ならば、今暫く封印をしてしまおう。

思い出すことは具現化。
忘れ去るということは本当の抹殺。
ならば、思い出さない。
封印を破らない。

くよくよ悩んで、頭を疲れさせるぐらいならば、
忘れることで頭を疲れさせよう。

本を読もう。
音楽を聴こう。
世界は一個なんかじゃない。
違う世界にはまろう。

旅行に行こう。
ＴＶを見よう。
ゲームをしよう。
寝てしまおう。
とりあえずなんでもいいから、
違うことに夢中になって、考えないようにしよう。

お酒や薬は、思考がマイナスになるし、
頭がせばまってしまって、逆にレンズのように、
或る特定のことばかりに思考が集中してしまうから、
あんまりお勧めは出来ないな。

この処方箋を書いておこう。
いつかあたしが落ち込んだとき。
冷静な判断で物事が見えなくなったときに読み返そう。

（27th Dec. 2005)