なおちゃん、今色々下書きしては消し・・・を繰り返したんだけれど、
ホントにぶっちゃけ、正直に書かせて貰うね♪
その方がなおちゃんを傷つけなくて済むだろうと思ったから。

まず最初に、ありがとう。
理香のバースデーを祝ってくれようとする気持ち、
本当に嬉しく思いました。

ただ・・・ごめんね。
理香には参加して欲しいけれど参加して貰えない事情というのがあるの。

何から話そうか。
そうだね。
最初に・・・「オフ会」って、なんだか分かる？

「オフ会」、つまり「オフライン・ミーティング」。
いつもオンライン（インターネット）でお話している私たちが、
オフライン、つまり現実の世界で逢う、ということ。
略して「オフ」なんて言うこともあります。

でも、私たちのオフ会は、ちょっと性質が違うモノなのです。

別にうちら、プライベートで遊んでいるワケじゃありません。

素人さんの主催する「オフ会」と違って、
私たちレースクイーンの主催する「オフ会」っていうのは、
「撮影会」の一種だと思ってください。

「撮影会行きたいんだけれどカメラいいもの持ってない。
でも彼女に会ってみたい。一緒に過ごしたい。」という方。
「一緒に飲んでみたい」とか「一緒に騒ぎたい」という方達を対象にした、
「ファンサービスイベント」です。

良いカメラがなくても、高いレンズがなくても、写真が下手でも、
同じ１ファンとして肩身が狭い思いをして欲しくない。
撮影会の時に、撮影会慣れしている人たちのようにばしばし前に出れない。
だからいつも陰が薄くて、つらい思いをしてしまう。
それに、撮影会という場だと新参者の自分は居心地が悪い。
そんな方達も多いと思います。
それに、撮影会の私たちしか知らない人たちは、
もっといろんな私たちを知って欲しい。
或いは、私たちとお食事をして、コミュニケーションを取ることで、
次の撮影会でよりよい表情をひっぱりだしてほしい。
いろんな理由があって、発生してきたものなのです。

ちなみに一昔前の高飛車なレースクイーンは、
「ファンと食事？なんであたしがしなきゃならないの？」
「水商売じゃあるまいし。」
みたいな人たちが多かったような気がする。
そう考えると、不況の風が、厳しい時代が、
優しく、人の心が分かるレースクイーンを生み出したのかもしれませんね。
撮影会の後の「打ち上げ」とか「お茶会」でしたら昔からありましたが、
「オフ会」というものは、恐らくここ１年２年以内に発生したモノだとおもいます。

そして、直子ちゃん、理香の言う意味は分かって貰えると思うんだけれど、
いくらファンサービスイベントとはいっても、
当然ながら赤字になるようだったら続けられません。
又、女の子にある程度のギャランティーが払えないのだったら続けられません。
（そういう意味では今回は失敗です(^_^;)。あゆちゃんじゅりちゃんごめんなさい。）

なので、非常にドライなコトを言ってしまうと、
「○○ちゃんのオフ会に出たい！」というファンの人が一人でもいない女の子は、
そもそもオフ会を開けないのです。
開く必要性もありません。
これは飲み会じゃなくて、「ファンサービスイベント」なのですから。

ここを勘違いしてただの「飲み会」にしてしまうと、
プロフェッショナルとしてやっていけないと思います。
ただの飲み好き、遊び好きのお姉ちゃんですよね。
理香はともするとすぐ情に流されたりするのですが、
本当は、ドライな所はドライにしないとならないのです。
特に、後輩を仕切らなければならない立場なので、
本当は理香がもう少しきちんと切り盛りしてあげなければならないのです。

今回、あまりにも急に開催が決定したというのも大きな理由です。
土曜日開催の場合、有給を使う方も多いのに、
一週間以内に突然言われても、という方も多いはずですから。
それはよく分かっていたことですが、
やはりお祝いはしてあげたい。
だから、極論を言うと、殆ど人が集まらなかったら、
女の子三人だけでお祝いしよう、と思っていたのです。

というわけで。
理香に関しては最初から「ボランティア」覚悟でやっていたので別に問題ありません。
が、本来の「仕事」というベースで考えたとすると
「何のためにやったんだろう？」ですよね。
理香は、樹里ちゃんを祝ってあげたかったし、
ファンの人たちとも久し振りに飲みたかったし、
それにプラスして、新人の女の子達に、世界を見せてあげたかったのです、
これから立派になっていってくれればいいかな、と。
だから、個人的にはアリですが、
立場上、ホントはこれで「アリ」って言っちゃいけないんだよ。
ちゃんと樹里ちゃん、あゆちゃんに、きちんと「お仕事」させてあげないと。

問題は分かってるんだな。

特に理香のオフ会の場合は、
来てくれたみなさんに満足して貰いたいのです。
学生が利用するような安っぽいそこらのカラオケボックスではなく、
ある程度インテリアに凝っている所を選んでいます。
ご飯も普通のカラオケボックスで扱っているようなＢ級グルメ系のものでなく、
そりゃ一流レストランで食べる味には到底叶いませんが、
同じビルに同じ系列のレストランがあるので、
食べ物はそれなりのモノが用意出来る、ということを心がけています。
「食べ放題飲み放題プラン」何人分、とかで済ませたりしたことも一度もありません。
みんなで、自分の好きなモノを好きなだけ注文して貰っています。
飲み物も、カラオケやさんに置いてあるモノなのでたかはしれてますが、
ワインもそれなりのモノを注文したりしています。
また参加してくれているみなさんには、全員に、
オフの記念としてささやかなお土産を用意しています。
これも、もしかしたら途中で突然参加する人もいるので、
いつも１個か２個は余計に購入しておきます。
（結局余ったら相方の女の子のお土産としてあげてしまいます。）
参加者の方でバースデイ月の人がいる場合は、ケーキを用意し蝋燭に火を灯し、
参加者全員でバースデイソングを歌い、盛り上げます。

こうして書いていくと、おわかりだと思いますが、
経費をきりつめることはいくらでも出来ます。
でもね、私は来てくれるみんなのためにもそれはやりたくないんです。
それが理香のファンのみんなへの誠意だから。
少しでも上質な時間を過ごして欲しいのです。

又、本来なら、同じぐらい人数を集められる女の子同士で組むのが普通です。
が、理香の場合、
理香よりたくさん人を集める女の子だと、
逆に申し訳ないと思ってしまうのです。
だから、新人さんと組むことが多いかも知れません。
新人さんも、「理香さんはベテランさんだからファンが多くて当然」と、
割と引け目に感じることもなく、喜んで参加してくれるようです。

ただ、樹里ちゃんも新人。
あゆちゃんも新人。
・・・となると、どういう状況になっているか、
容易に想像できると思います。

理香は、樹里ちゃんもあゆちゃんも、そして直子ちゃんも、
素質もいいし、性格もいいし、
絶対将来的には伸びるだろうし、ファンもどんどんつくと思います。
ただ、今現在、あくまでも今現在この瞬間の状況だと、
まだまだこれから、というところですね。
今回のオフ会、つまり理香のファン動員だけに頼ったオフ会に、
２名の女の子が、言葉が悪いですがパラサイトしている状態。
ここに、同じように新人の直子ちゃんが入ってくると・・・・
どうなると思いますか？

多分、性格のいい直子ちゃんのこと、
「お金払って参加したい」ぐらい言うんでしょうね。
今日、あゆみちゃんも「お金払います」とか言っていたんで、
思わず耳を疑ってしまいました。
そういえば、樹里ちゃんも第一回目のオフ会で同じコト言ってました。

が、敢えて、言わせてください。
「アナタは、プロになってください。」

「私は理香さんのファンなんです」
そう言ってＢＢＳなどを盛り上げてくれるのは、本当に嬉しいよ。
ありがとう。
でもね、理香から見たら、友達であり、かわいい後輩なのです。
そして、あなたたち一人一人を「プロのレースクイーン」、
（或いは「モデル」）として見ています。
理香のファンサービスイベントにゲストとして招かれているのです。
或いは、理香と同等の、同じ立場で開催する一人のレースクイーンなのです。
あなた達の立場を、ちゃんと認識してください。

「楽しければギャラいりません」という人もいるでしょう。
でもね、あなたたちは、それでは「プロ」とは呼べませんよ。
そういう気持ちでいると、良い時間をファンの方々に送って貰えません。
そりゃあ、みんな優しいから、「楽しかったよ」って言ってくれるでしょうが、
それはイコール「いい加減でいい」というワケではありません。
私たちは、ファンというお客様をお招きする立場なのだから、
最低限、例えば飲み物がなくなったらオーダーするとか、
食べ物が来たらみんなにとりわけてあげるとか、
そういう気遣いはして当然です。
別に水商売みたいになりなさいというわけではありません。
これは女性としてのたしなみだし、一緒にいる男性に対しての心遣いです。
男が女に気を遣って当然なんて態度してると、愛想尽かされちゃいますよ。
間違っても、自分が好きなものオーダーして抱え込むようなコトはしないように。
「楽しかったらギャラ入りません」というような遊びの気持ちが
そもそも全ての気のゆるみの元、間違いの元だと思います。

きゃぴきゃぴしてるのもいいけれど、
成長しなかったら、新しい若い女の子達はどんどん出てきます。
その子達のきゃぴきゃぴなんかには叶うワケがないんだから。
今の内から、たしなみは徐々に身につけてくださいね。
レースクイーンをやめてしまった後に、
鼻持ちならないただの女になってしまったらお仕舞いです。
ちやほやされているレースクイーンの間に、しっかり学んで、
いずれ玉の輿に乗ったとき、或いはお仕事を辞めたときに、
人から愛され尊敬されるような女性になってください。

そして、親しき仲にも礼儀は必要です。
ファンの方は、優しいですし、一緒にいて楽しいですよ。
写真も撮ってくれたりするし、プレゼントを頂いたりするし、
甘やかしてくれて、居心地いいですよね。
だからって、ぐたぐた節操ないのは、プロ失格です。
ぴしっと、オンオフを分けましょう。

って、あたしだって、つい、一線を越えそうになったりしますよ。
でも、それはきちんとしないと。
自分に言い聞かせています。
「これは、プロのレースクイーンとしてどうなの？」ってね。

というわけで、分かってください。
直ちゃんを仲間はずれにしているワケではありません。
直ちゃんがいい子っていうのは全然分かってるし、
今後もいろんなことを一緒にやっていきたいと思っているよ♪
別のお仕事とかまた声かけさせて貰うし、一緒にプライベートでも遊ぼうね。

長々とごめんなさい。