「お金で人の心は買えるの？」

「お金で人の心は買えるの？」

よくお金で人の心は買えないというけれど、
ある程度まではイエスじゃないのかな。

みんな嫌だ嫌だと言いながら、
結局はお金のために働いている。
一部の例外はあるにせよ、
多くの人たちはそうだと思うんだよね。

例えば、恋人よりも仕事を大事にする人って言うのは、
もしかしたら「愛」より「お金」な人なのかもしれないよ。
直接的に「お金」というものじゃなくて、
「仕事」というオブラートがかかっているけれど。

勿論、仕事は「お金」だけの問題じゃないのは
よく分かってるけれど。
でも、こうしてじっくり考えてみると、
案外本末転倒になっているコトもよくあるのかも。

その時はじっくり反省して、
大切なモノはなんだったのか考えるのは重要だね。

お金は生活するのになきゃならないものだけれど、
欲しがりだしたらいくらあっても足りない。
かつかつな生活を送っていると、
潤いが無くなってしまうものだけれど、
溢れるほどあるからといって幸せとは限らない。
そう言うところは「お金」は「愛」ととてもよく似ている。

すごく厳しい状況に置かれたときに、
助けて貰ったらそりゃあありがたいことでしょう。
例え犬だって食べ物を与えてくれる人にはなつくよ。
まして人間だったら、心から感謝の気持ちを持つだろうし、
感謝の気持ちが愛情に変わることだって十二分に有り得ること。

ただ、お金って言っても、
生きるお金と殺すお金があることも事実。

やみくもに使えばいいわけじゃないんだよね。
かえって悲しくなることだってある。
人の心を買おうと思うことが、
逆に好意を減らしてしまう結果になることだってある。

心は買えるかもしれないけれど、
とても繊細なモノだから、大切に取り扱わないと。
その「大切に取り扱う」という行動が愛であって、
もしかしたら、お金で人の愛を買っていると思っていても、
実際は愛で愛を買っている（＝感応している）だけなんだろうか。
むずかしいな。