至らなさへの愛着

「至らなさ」に人は引かれる。愛着を感じる。

逆を言うと、
完璧なモノには人は憧れを感じるかもしれないけれど、
それは単なる憧れであって愛着ではない。

又、逆説的なようだけれど、
決して完璧ではないからこそ憧れていられるわけであって、
完璧、少なくとも完璧に見えるもの、が
実際に目の前に現物として現れてしまうと人は戸惑う。

その前から目を背けるか、
目を皿のようにして欠点を探してしまうか。

かといって、
自分から「至らなさ」を演出するのは
多くの人から攻撃を受ける。
「フェイク」に人は嫌悪を感じるからです。

それよか、
本人は頑張っているんだけれどねえ、
っていうのが、一人ほくそ笑みパターンというか、
ツボ刺激ポイントなんじゃないのかしらねえ。

私の場合はかなり極端な例ですが、
「見て見て！あたしってかわいいでしょ？かわいいでしょ？」と
何から何まで作り上げて、
強烈に子供にアピールしてとりいろうとしている
サンリオ系キャラクターって実はちょっと苦手。

スヌーピーぐらいヘタウマが入っていれば
素直にカワイイと言えるんだけれど。

それから、ディズニーはコミカルさが含まれているので、
エンターテイナーとしてキャラが確立している。
つまり二枚目より三枚目の方がかっこいいのと同じ理由で
ディズニーは素直にカワイイって言える。
ほら、アニメの中でミッキーは決してかっこよくないでしょ？
ミニーちゃんに嫌われたり失敗ばかりしている。

同じ理由で、自分が支持される理由も分かっている。
あたしは決して完璧じゃないから。

どうやら一見では完璧そうに見えるんだけれど、
親しさを増すに連れて完璧の仮面が剥がれていく。
実はかなりつっこみどころが満載だ。
そういう発見が嬉しいのかもしれない。

けどあたしはパーフェクト目指すよ☆。