あなたが、私をおとしいれたこと、
あたしは一生忘れないよ。
もう何年も前のコトだけれど、
まだはっきりと覚えている。

いいんだ。別に。

あなたがそんなに
このレースクイーンって言う仕事に固執するんだったら、
あたしをおとしいれたことも許してあげる。

友達を惑わせ、
ライバルを蹴落とし、
体を張り、心を売り、
しっちゃきになって昇りつめようとした階段。

それならば・・・。

あなたのその執着心を、
畏敬の念を持って、迎え入れてあげる。
そして、敵であるあなたを、
私は応援してあげましょう。

でもね。

あなたはそんなもんかけらも持ってないんだ。

あなたがやったこと。
それは、単なるうわさ話。
おもしろげのある話をでっちあげて、
単にその場のネタにしただけ。

ネタにされた人の気持ちも、
立場も、その後の影響も考えずに、
あなたは無責任なおしゃべりを繰り返したよね。

あなたがやったこと。
それはその場限りの怠惰なラブアフェアー。
私たちのまともな人と人の絆も、
友情も、信頼関係もずたずたにひきさいて、
放埒な娼婦の振る舞いで
人間関係を修復不可能なまでに混乱させてくれたね。

あなたがやったこと。
それは、単に時間つぶし。
モラトリアムの期間を如何に楽しく過ごすか。
いかにちやほやされて楽しむか。
そんなことしか考えてなかったでしょう？

許せない。

裏切るなら、命をかけて裏切りなさい。
ちゃかすなら、それ相応の覚悟を持ってちゃかしなさい。
それが筋ってもんでしょ？
半端な気分で人生生きてるんじゃないよ。

ほにゃほにゃ、ふにゃふにゃ
笑いながら生きていたあなた。
天衣無縫が免罪符だとでも思っているの？

だから、あたしは一生あなたを忘れない。
もう何年も経つけれど、
決して貴方を許すことはないでしょう。