「わるいひと」になりたい。
だって、「いいひと」って疲れるし、
プレッシャーに負けてしまいそうになる。

偽悪的というか、わざと悪そうに振る舞うのが好き。

わざと酒、酒、言ってみたり、
いや、実際好きなんだけれど、必要以上に言ってみたりね。
お仕事、たとえばレースクイーンのチャットとか
酒飲みながらバーか飲み会の雰囲気でやってみたり。
サーキットで平気でお酒飲みながら歩いいたり。

まあ、理香の場合は、体質的なもののお陰で、
絶対飲酒が顔に出たりしないから出来ることなんだけれどネ。
飲み過ぎはさすがにくらくらになるしダメだけれど、
１杯ぐらいなら端から見てもまるで平常なのね。
ちょっとテンションが上がってトークが冴えるぐらいかな。
って、そこらへん意外と保守的？

遅く帰ってくると、書き込みしたくなる。
しかもなるったけ遅い時間に。
「夜遊びしてんだぞー☆」ってアピってみたくなる。
みんなが掲示板の向こうで呆れている顔を考えると、
なんだか愉快な気分になってくる。

体壊しているときに、わざと無茶したくなる。
んでもってそれを人に言いまくりたくなる。
「何ばかやってんの？」って眉をひそめられると、
へへーん、なんて思っちゃう。

クラブとか、怪しい店とか、すごい体験とか、
そんなことがあったりすると、嬉しくて
みーんなに報告してしまいたくなる。

幻想を抱かれて寄ってこられてもねえ。
実際の自分とかけ離れていると辛くなりません？
それに「かわいい」ふりしてキマル年齢ももうリミットだし
ぶりっこし続けるだけの根性もない。
それに「作っている自分」を見せている間に知り合った人なんて
友達にもなれない。なりたくもない。

「わるいひと」って楽チンかも。
ちょっとしたことで「理香さんっていい人」って思われる。
なんだかんだいってお育ちは人一倍よろしかったりするんで
「なんだ、案外しっかりしてるんだな」って評価される。

でも。面と向かって「いい人」とか言われると、
かなり困るのでやめてください。
「いやいや、あたしは『わるいひと』なんで・・。」とか
あたふたして言い訳してしまったりする。
よく考えたらそんな言い訳あるかい☆。

「わるいひと」の仮面をかぶってガードする。
ホントに悪い人がよってこないように。
中途半端な気持ちであたしに近寄ってこないように。

ホントにホントの所は、
あたしと話して判断してよ。

とりあえず、あたしは、「わるいひと」。