最近輸入車が振るわないらしい。
その原因を友達が考えていたんだけれど、
正確に言うと、飲み仲間たちなんて言っちゃって良いのかわかんないけれど、
有名自動車評論家の人と車雑誌の編集の人が考えていたんだ。
だから、結構信憑性はあると思うよ。

「国産車のディーラー網には勝てない」
そう輸入車のディーラーの人たちは口を揃えるらしい。
一体何が勝てないんだろう。

まず、商売の方法。
たとえば、輸入車の場合は、ディーラーさんの当たりはずれがあるらしい。
よっぽど良いディーラーさんと当たって、細かく面倒見てくれればいいんだけれど、
なかなかそう簡単にもいかないようです。

年間で販売される日本全国の輸入車は全車の７％。
でも、世田谷区だけを見ると、なんと３０％もあるそうです。
地方になればなるほど割合は低くなる。
地方ほどディーラーさんの数が少なく、殿様商売がまかり通ってしまうから
悪循環をして居るんじゃないんだろうか。

国産ディーラーさんは、例えカローラレベルの車でも、
車検ですよって車とりにきてくれたりするみたい。
それに比べて、輸入車ディーラーさんは、基本的に売ったら売りっぱなし。
よっぽどの上得意でもない限り、丁寧なケアは望めないんだって。
逆言うと、上客になればある程度ケアはしてもらえるようだけれど。

それに、販売しようっていう意欲がすごい。
たとえば、一回でも車を買って貰ったら、
新車の案内は郵便じゃなくて実際におうちまで行って届けに行く。

それに、日本人って弱いジャン。
浪花節っていうか、がんばっているのに。
（でもそれが理香が日本人を好きな理由なんだけれどさ。）

有名評論家の人は、ユーノスを二回続けて買ったんだって。
まあ一回は事故ったから仕方がないとして。
んでね、ディーラーさんに、言われちゃうんだって。
「○○さんに良い車を二台も買って頂いて、販売の業績があげられました。
おかげで私も係長になれました」
なんてね。
そんなこと言われちゃったら、「次もマツダにしようかな」とか思うし、
子供が出来たら、アテンザ辺りを買っちゃおうかな、なんて思ったりもする。
でも、気持ち、分かるなぁ〜。

マンションを販売する人がいるよね。
一個売ったら・・・いくらだろう。５千万ぐらい？
でも、それって一生モノなんだよね。
多分普通一生に一回ぐらいしか購入しないじゃない？
でも、車は、１０００万ぐらいの車を買った人が、
５年後に又同じグレードの車に買い換える可能性が高い。
というか、そういう車を買う人って言うのは、
車のグレードをなかなか落とさないどころか、寧ろ上がっていくそうだ。
だとしたら、５回買い換えてくれれば、
それで家一軒売ったのと同じぐらいの計算になる。

まして、１０００万の車を買う人っていうのは
基本的にローン組まないような人が多かったりするし。
そうしたら家を売るのよりも全然割が良い。

お客様さえちゃんと捕まえておけば、
車を売る商売っていうのは、結構安定して儲かるものなんじゃないの？

・・・そんなお話をしておりました。