男はいくつになっても子供

男なんていくつになっても子供よね。

最近本当にそう思う。

３０、４０は言うに及ばず、
５０になっても、６０になっても、子供。
ううん。
年取るとますます子供返りしていくような気さえする。

夢を語るのは素敵。
夢を手にしようと頑張る姿も素敵。
叶った夢を得意げに見せてくれるところも、
ママに戦果を大いばりで見せる小学生みたいだね。

いくつになってもやんちゃ坊主。
いろいろな煩悩と欲に縛られただだっこ坊や。
欲しいモノが手に入らないと癇癪を起こした赤ちゃん時代。
オトナぶりたい二十歳ぐらいをピークにして、
年を取るたびに退行していませんか？

付き合うならばオトナの方がいい。
何よりも自分が教える必要性がないから。
既に数々の「母」に教えられて、鍛えられた男ほど、
居心地が良くて楽な存在はないから。

でも、むしろ自分好みに育てるのならば、
若い子の方がいいよね。
だって、大人の人はヘンな自信があるし、
不精者が多いし、直ろうという気がないのだもの。
オトナにあこがれるような年頃の子達はみんな一生懸命だし、
がんばってついてくるんだもの。
でも、そうやって人生の何十分の一かを捧げ、
心血注いで作り上げた私の作品が、
私の手を離れて世に出て行くときには寂しさを感じる。

でも、ある程度年をとっていても、
本当の愛があれば、がらりと変わったりもする。
男の人はロマンティスト。
いくつになっても、
現実肌になる女性とは違って、
途方もないぐらいばからしい夢を見ていたりする。

だから、男は、
いくつになってもかわいい。
優しく胸に抱きしめて、
子守歌を歌ってあげましょう。

世の女性諸氏よ、覚えておいて。
どんなときでも、そう、
母のような愛情で男を包んであげましょうね。