七夕

今日は七夕、短冊に、願いをかけて飾り付け。
今日のお空が晴れたなら、
織り姫様と彦星が、銀河のお空でデートして、
地球に愛を届けましょう・・・。

でも、七夕っていうのは、素敵な日なのか悲しい日なのか
一体どっちなんだろうな・・・・。

なんか美化されてるけどやっぱり悲しい日なんだろうな。
一年に一度、しかも一日だけなんて考えられない。
いくら永遠の命があったとしても、
あとの３６４日（たまに５日）は何を想えばいいんだろう。

いっそのこと、きっちり会えなくして貰った方が、
よっぽど吹っ切れるってもんだよね。
なまじっかヘンに会っちゃったら、
想いが高まって、ますます苦しくなっちゃうし。

こうじわじわと、蛇の生殺しみたいなもんじゃないの？
しかもそれが「恋愛をした」という罪に対する罰ならば、
あまりに酷い！
なんてひどいパパなんだ〜。

人生が８０年だと仮定してみて、
もしも彼と巡り会ったのが２０歳だとしたら、
一生かけても合計６０回しか会えないって計算になる。
更に雨が降ったら会えないなんて事になるんじゃあ、
一生に４０回程度しか会えないんでしょ？

それだったら理香は一気に４０日あいたいなあ。
例えその後彼と一生会えなくても良いから。

絶望ならば自殺も出来る。
ただ、淡い希望のみで生きるのは残酷な話だよな。

地上のあたしたちはいい気になって、
まるで、７月のサンタクロースさんにお願いするみたいな気分で、
短冊に、やれ「成績がアップしますように」だ、
やれ「商売繁盛」だ、勝手気ままなお願い事を書いたりしちゃってサ。
結構、人の気も知らずに非道い（ひどい）事をやってるよな。

さらに天上の織り姫様と彦星様は、
「彼とうまくいきますように」みたいな短冊を見て、
きっと心を痛めていらっしゃるんじゃないのかしら？
それとも「自分たちはこんなんだけれどせめてあなた達は幸せに！」
っていう精一杯のお優しい気持ちでそれも叶えてあげたりするんだろうか。
書いている方は結構いい加減なカップルだったりする場合もあるから、
そう考えると、申し訳ないような気になるな。

それに。なんか古事記だの見ていると、
結構日本の神さまって人間的というか・・・。
　ぶっちゃけ言っちゃナンだが、「人として練れてない」から、
案外、七夕さまもいい加減だったりして・・・？！
七夕に祈ったカップルの追跡調査してみたら
その後、別れてる人たちが多かったりして？
なんてね。

まあ、古事記が書かれて２０００年弱？
まだ生まれて２０数年の理香がこんなこと言える程だから、
１００倍生きている神さまなら、もう今頃悟り開いているかも。

がんばれ！神さま。
とりあえず今夜のデートは理香が見守っていてあげるヨ。

（07th July. 2004)